青い夕暮れ/クリックすると第3部 愛の見えるとき 初期作品詞集に

通学列車

1/青い夕闇の中を、列車が流れていく、
      今日も、飛び乗った、6時発の「長野行き」
      窓の外に浮かんでいる、無数の街灯り
     やけにひっそりと、かがやいている
 こんな夕暮れにあなたに出逢った
     ふと、見つめる僕に、あなたの笑顔
         大きな瞳が、キラッ、キラッ、かがやいていた

    2/列車はいつか長野駅、だれもが、降りはじめる
         あなたも、立ち上がり、人ごみの中へ、消えた
      僕は、気おくれの中を、急いで、追いかける
  このひとときが、やりきれなくて
  外は、夕暮れの街、またたくネオン
     あなたの乗るバスの、ドアが閉まって
         ビルの谷間へ、赤い尾灯が、消えていく

3/時間調整、待ち合わせ、いろいろ、考えて
    必ず飛び乗る、6時発の「長野行き」
      あなたを見てるただそれだけ、今日も、昨日も
       だけど、見つからない、話のきっかけが・・・
     あるとき、「勇気」を、ふりしぼって、
    「あなたの絵描かせて!」、それだけ言えた
          あなたは、だまって、ただー、僕を、見ていた  

4/霧雨に煙っている、11月の空を
         今日も飛び乗った、6時発の「長野行き」
        いつも、やさしくほほえむ、あなたの横顔が
     やけに冷たくて、悲しかったよー
      改札口の横、待っていた彼
       さし出された傘に、つつまれながら
        二人の影が、夕闇の街に、消えた

5/深く雪が積もっている、12月の空を
        列車は流れていく、いつもと、おなじように
       でも今は、もう、いない、あなたは、どこにも
    心の空白にタバコがむせる
     こんな「夕暮れ」は、あなたに逢いたい
    わかってほしかった、僕の気持ちを
         列車は走る、「青い夕暮れ」の街を  


「北信濃の歌い手たち」の「トップページ」に、
いきなり「登場」したのが、この歌
なんと、29年も前の、長野高専電気工学科5年生の、
その通学の際の「まぎれもない事実」
古い古い「REVOX A-77 HS」オープンリールの
テープのなかに、封印された曲でした。
「人生に勇気がいる」ってことを、しみじみ、
味わわせてくれた「情景」でした。

「本当に、どうしようかな、って思ったもの・・・
つまり、話しかけても良い理由が見つからなかったの」
「自分が納得する理由を思いつかなかったんだ。」
そしたら・・・「金児」が「油絵」やっているのに、「ハッ」っとして、
そうか「絵のモデル」になってもらったら
 ぜんぜん、恥ずかしくなく、話ができるって・・・
  その「アイディア」が、ひらめくまで・・・
「あなたを見てる、ただそれだけ」だったんだよ。
   そうして、ある時、声をかける・・・
「あなたの絵、描かせて」って
その日から・・・長野駅前の「フォルム」って
「画材やさん」通いなの。
 油絵の具買って、カンバス買って、何も知らないくせに・・・
やり始めちゃったわけ・・・
  しかし、「人の顔」って、むずかしいんだよね。
   鏡で見ながら、自分の顔すら、描けないんだから・・・

   
 「私の手が語る」で、本田宗一郎さんが、
「松」の絵を描こうとして、描けなくって・・・
      実際に、「松」のところへ、とんでいって、
「なーるほど、こうなっていたのか」って
       感心したって、書かれているけど・・・とっても、よくわかるんだよ。
        「おまえは、本当に、知っているか」って、題だと、思ったな。
       逆に、すぐできないものを、選んだのは、「幸運」だったよ。
        おかげで、話だけは、できるように、なったもの。
列車に飛び乗る、必ず、その席に飛んでいく。
 きっと、まさおちゃんなんかは、そのときのこと、
知っているんじゃないかな。
  それと、その頃、「卒研」は、「山本研究室」だったから・・・
    「勘」の良い先生のことだから、バレていたかも、知れません。

その頃、私の心象風景の奥に、流れていた曲が、
「アドロ/私は愛する」なんだ。
 当時は、エンリケカセレスが、トップボイスだった
「トリオロスパンチョス」が、歌っていた。
   そのレコードにはいっていた、「トダビィーア/今もなお」って曲も、
好きだったんだ。
 だから、このレコード、今でも、だめなの。
いっぺんにタイムスリップしてしまうので・・・
 いづれにしろ、長野の坂道と、善光寺、
昔の寺社形の長野駅、暗い裾花川なんかが、
  長野の、目に見える風景、
心象風景としては、「中原中也」とか、「モジリアーニ」
   それと、「カシャール」とかいう、
フランスの画家の「モンマルトル風景」などなど。

だけど、そんな「夢」のような日々は、
いつまでも、つづかなかったんだよ。
  4番の歌詞以降のとおり・・・あとは、補足は、いらないね。
   「絵」は、描きかけのまま、・・・「歌」だけが、残ったんだよ。
      そして、「南信」へ・・・




新潟の「BSN新潟放送」に「名物番組」があります。
その名を「ミュージックポスト」
われらの「武田徹」さんが、新潟県の宝という
「新潟弁」まるだしの「大倉修吾」さんと、
「村山恵美」さんののりのよい、
リズムとテンポの、楽しい番組です。

そんな「由緒ただしい番組」に、
ここ、みなみみのわから出演させて
いただいたことが、あるのです。
1999年 2月8日に「半沢音頭」で。
*/この次に、登場/*
その、「番組出演」の際、
大倉さんから、頂いた言葉を
次のように、歌ってみました。

実は、大倉さんと、私は、同じ
「五泉市」の生まれなのです。
詞の中の「おしゅう」は、仲間内での
大倉さんのニックネームです。

マイクロフォン 夢をみよう、夢を追おう

夢を見よう、夢を追おう、
夢を見るのは、タダだから
夢を見よう、夢を追おう、
いつしか、なんとか、なるからさぁ
飲んで、笑って、涙をふいて
それが、男の、やせがまん
おやじ、おやじ、頑張れ、あんたが出番

時には、ちょっぴり、あなたが、寂しい、朝は
どうか、聴いてね、ミュージックポスト
愛と、勇気で、歩いていけば、
人の縁にて、川渡る
おしゅう、おしゅう、頑張れ、あんたが出番


半沢音頭

1/南みのわのどまん中、アルプスに抱かれて
流れる川、せせらぎの音、その名は「半沢」
幼なじみの君たちと、遊んだ川さーぁ
あーあ、あーぁあ、なつかしい、半沢音頭
ホタル
2/夢にみていた情景が、今、よみがえる
蛍舞う、水辺のほとり、今、よみがえる
遠く、太古の時代から、息づく命を
あーあ、あーぁあ、感じてる、半沢音頭

3/祭ばやし、響いてる、せせらぎに、こだまし
笑い顔が、あふれているよ、踊りの輪になって
浴衣「ゆかた」姿の君に、ちょっぴり、恋の味
あーあ、あーぁあ、やるせない、半沢音頭

4/星が流れて、天の川、見上げる、お盆は
むかえまんどの、火の粉がかかる、炎のあかん坂
区長の家を、占拠して、みんなで、祝う
あーあ、あーぁあ、珍しい、田畑は「盆正月」

5/流れ、流れて、何処へ行く、半沢の水は
天龍川、かけくだって、太平洋まで
ここで生まれた僕たちも、いつかはきっと
空に描いた、でっかい夢、実らせるんだ


マリンブルーエンジェル

マリンブルーエンジェル

青く、どこまでも、つづく、南の、ゆれる海
ひかりあふれる、物語にみちる島
ここが、二人はじめて、出逢った、想いでの
海を見つめていた、はだしでかける少女
君の瞳に映る、透きとおったマリンブルー
僕は、すぐに、好きになったのさ、君の、瞳のブルー
青くつづいている、南の海の果てに

君の髪がゆれて、ほのかな、潮のかおり
二人の影がゆれて、夕闇の浜に消える
いつか見上げた星空、空いっぱいの星たち
遠い、潮騒に、エテルナ、感じる
君の瞳に映る、透きとおった、マリンブルー
僕の心に焼きついていく、夢のプレリュードとして
波がよせてくる、やすらぎのなかに

ビルの谷間に今日も、風が吹きぬけていく
人ごみのざわめきの中を、かきわけながら歩いていく
いつか見上げた空を、ジェット機が飛んでいく
心ははるか遠く、南の島へと飛んでいく
君の瞳に映った、透きとおった、マリンブルー
僕は今でも、ふと想い出す、都会のアスファルトの上で
つぶらな瞳の、マリンブルーエンジェル


愛に生きる

こんなに、素晴らしいことだから、
多くの人に、気付いて欲しい
人の命の素晴らしさ、
環境ひとつで変わる命だよ
そんな命を、この自分も、持っている
そのことに気付いたらどうする、どうする
見果てぬ夢の未来の一歩
歩き始めよう、今、ここから

たった、一度や二度の、チャレンジで
あきらめてしまって、どうするの
努力の先に見えてくる
あなたの夢の実現が
そんな命をこの自分も持っている
そのことに気付いたら、どうする、どうする
見果てぬ夢の未来の一歩
歩き始めよう、今、ここから


愛に生きる人の世の
あなたの役割、喜んで
自分を育てる環境を
自らの手で、見つけよう
今ある能力で何ができるか悩むより
夢のために、必要な能力
探すことがまず、先で
取り越し苦労は、やめときな。


2番目の故郷/ふるさと

遠くの山、白い雪、朝日に輝いている
澄んだ水彩画のような景色
その中、鳥が舞い上がる
川の瀬音が心の中しみていく
ここは、光あふれている伊那の谷
今の僕のふるさと
流れていったのは、あの日の夢、あの日の風
駆けぬけていった恋
さびしかったのは、いつも一緒だったふたり
今は、遠く離れている
あなたにひとこと言いたいその言葉
ありがとう、今はそれだけを
心こめて、ひとこと


あなたのもえる目で、僕だけ見つめていて
そんなこと、ふと、思いつづけていた
こだわりの中で
だけど、そんな小さな心でいるうちは
あなたの瞳見つめることすら、
できなかった悲しくて
アルバムは、もう、見ないよ、
悲しみは、忘れていく
今だから、きっと、話せるよ
明るい未来を
あなたの思い出、心の中に、しまいこみ
空行く、風のような歌、自然の中から

あなたにもらった たくさんのイマジネーション
こんなに心がいっぱい やさしさにあふれている
しずかな心でみる キラッキラッした雨のしずく
こんなに心が洗われる 大きな虹の向こうに
今だからきっと話せるよ 心の物語
つらいとき思い出してね あなたを想っていること
あなたに歌いたい 僕だけの愛の歌
こうして今歩き出している しあわせを感じて


第3部 愛が・・・ 初期作品詞集/リンク付



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