身代わり アルバイト 粗大ゴミ ニーズ
ブラック・ボックス CD嫌い ライトウェイト・スポーツ
キングストン・トリオ EP盤 温故知新
感謝 パック オリジナル盤のレコード 以上13編
身代わり
長野県の全人口230万人あまり。
今!おいらは230万分の1
自分の身代わりのいないことをしている。
あるときまで12000人あまりの会社にいた。
自分の身代わりのいない仕事をしたかったが、
組織ゆえそれはかなわなかった。
それでも、独自の仕事をめざそうとした。
それは、とっても、苦しいこととなった!
いつしか、工業を、卒業して、芸術の世界に、
たった一人で歩き出した。
そして、自分の身代わりのいない世界にいる。
リンク集で紹介した、レコード店の店主たちも、同じ。
アルバイト
連休の前などに、学生とおぼしき電話が入る。
「お宅でアルバイトさせていただけませんか?」 って。
初めて、この種のр烽轤チた時に、考え込んでしまった。
「よわったぞ、ここで、アルバイトでできる仕事があったかなあ?」
「クラシックのオリジナル盤、発注しておいて」
「ジェンセンのスピーカー、どう鳴らすか、調整しておいて」
「***して」
うーん、いずれも、だめだろうなあ。
説明しているより、自分でやっちゃったほうが早いから!
結局、ゴメンよ。
「ここには、アルバイトでできる仕事がない。」 っと
お断りしたんだけれど。
きっと、彼ないし、彼女は、そんなこと、私が考えていたなんて
きっと、つゆとも思わず、たぶん、単なるレジ係のアルバイトのこと
思っていたのではないだろうか?
たぶん、タウン・ページの広告見ただけだと、きっと!!
あと、あるとしたら、車じゃないけれど
御紹介していただいて成約したときに
紹介料があげられるかなって、程度である。
先に紹介した 「アンサンブル」 の六角さんは、みごとに
アルバイトの方を指導されている。
私が鼻っから投げてしまった課題にチャレンジされている。 さすが。
えーっ なんで 粗大ゴミ?
ここに書くのもどうかなって思ったりもしたが、
事実は事実だから、なんともいやな話なんだけれど
我々にとって大切なオーディオ・システムも貴重なレコードも
わからない人、縁のない人にとってはただの粗大ゴミでしかない。
だから、みなに言っているのは
オーディオもレコードも、自身で聴きつぶして欲しいっと!
昇天したあかつきには、皆、粗大ゴミとして廃棄される可能性がある。
くれぐれも、鑑定団的価値なんて、考えないで欲しい。
ニーズ
お客様は、神様です。
と言われても、お客様も、様々で、正直言って、
神様じゃない方が多い。
商売の心得は、「客のニーズ」に答えることだと書いてある。
しかし、絶対違うな。
おいらは、お客のニーズには、答えないことにしている。
そのへんの本を、ちょいと、見て来られたって
そんなもの、扱っていないのだから・・・
お客の言う今日明日のニーズに答えるんでなく、
その人が、3年後、10年後に育った時に必要な、
ニーズに答えることにしているから!
ブラックボックス
最近の車って、燃料噴射エンジンとかで、
コンピューターで、制御されていて、
しろうとには、何が何やらまったく
わからず、手が出せません。
昔の車は、目で追っていけば、何がどうなっているかは、
一目瞭然で、キャブレターなんてのは、
ココにガソリンがきているなどと、目と臭いで
判断できて、ちょっとしたトラブルなど、
直すことができたものでした。
今は、もう、まったく、お手上げ状態ですね。
最近のCDなんかも、まったくいっしょで、
キラキラかがやく盤面を見ていても、
いったいこの盤のどこに、どんなふうに音が
入っているものやら感覚では、わかりません。
その点、 アナログレコードは、一目瞭然です。
ビニールのレコード盤面に、溝が、掘り込まれていて、
原理的には縫い針でもその溝に沿ってこすったら、
小さい音ながら音は確実にでます。
なんとも、危なっかしいくらい、か細い溝ながら、そうそう、
こんなとっても、わかりやすい原理の盤のこの溝の中に、
オーケストラから、コーラスまで、ありとあらゆるものが、
詰め込まれているのだから、驚嘆ものです。
また、ステレオとなると、左右の信号が、溝の両方の壁に、
それぞれ刻まれているのですからなおのことです。
こんなシンプルな原理ゆえ、どう再生されるかで、
ピンからキリまでの状態となってしまいます。
それこそ、レコードプレーヤーの性能が、
すべてのカギをにぎります!
ブラックボックスと化した、
ディジタルCD全盛の今!だからこそ、
人類の英知が結集した、幸福な時代の
アンティークなヴィンテージオーディオを用いて、
人類の遺産のような昔懐かしいアナログレコードを、
再生するなんて、とっても、趣/おもむきがあって
いいことと、お思いになりませんか?
精密な機械が確実に動作して、今!
まさにリアルタイムで、ほかでもないあなたに!
レコードの中に秘蔵された音楽を、
心豊かに聴かせてくれることを実感できます!
それは、ヴァーチャルなこの時代に欠けている、
心安らかな時を味わう歓びへと、あなたを誘います!
さらに、真空管アンプの得もいえぬ温もりの中にひたりきれば、
視覚的にも、聴覚的にも、最高の時を、
過ごすことができるのです。
そんな時間のことを、「星の時間」という国もあります。
CD嫌い
おいらのCD嫌いは、きっと、実際の製品としての
CDの性能が悪いことが嫌いな主原因であるのにプラスして、
そもそもの、企画設計の根性自体が、
妥協に満ちていることにも、納得がいかないからである。
少なくとも、アナログ・レコードという、
比較対象のメディアがあったのに、
CDは音がいいといっていたほど、実物が良くなく
我々、心有る者たちにとっては、鼻も、引っ掛けられないという
低レヴェルである点が特に気に入らない。
こんな程度で、リスナーは、満足するであろうという
その、設定点の低さに腹が立つのである。
なぜ、外径を約12センチにしてしまったのだろう?
なぜ、片面70分あまりという規格にしたのだろう?
30センチで作ったら?
両面に入れられるようにしたら?
それでなかったら!SACDなんてモノが、
今ごろ出てこなくたって良かったんだと思う。
それまで使っていたオープンリールのテープレコーダーから
カセットテープが出現した時点に、
その兆候があったのかもしれない。
使いやすくなった反面、性能は極端に、悪くなった。
結局、普及はしたものの、頂点が、削られたのである。
なんとなく、バカにされたような気がしたのは
おいらだけだろうか?
ライトウェイト・スポーツ
ロールスロイスにスバル360のエンジンを、のせた車って
どんな性能になるでしょう。
「えっ、何を言うんじゃい!おまえは?」って、
けげんそうな顔をされていますね。
アハハ、これが、パパゲーノが得意なアナロジーです。
言ってみりゃー、わかり易くするための、
類推すなわち、たとえ話です。
軽い車体に大きな力のあるエンジンを積んだオートバイと、
先のスバル360のエンジンをのせたロールスロイスが
0-400メートルの競走をしました!
はて、どちらが、勝ったでしょう?
正解は、えっ!ロールスロイスのほう・・・なぜなら、
オートバイにガソリンがはいってなかったから!
なんてことはなくって、アハハ
絶対、オートバイが勝ってしまうのですね。
さあ、すごぉーく、わかりやすいでしょう。
ところで・・・この話を、何に、つなげようとしているか、
わかりますか?
勘のいい人は、もう、わかっちゃったでしょうね!
* * *
正解はスピーカーのことなのです。
スピーカーの特性を、車の特性から説明しようというのです。
ここで、車のボディに対応するのは、スピーカーの振動板
エンジンは、マグネットと、ヴォイスコイル。
振動板が重くって大きいのに、非力なマグネットでは
先の、小さなエンジンを載せた
ロールスロイスになってしまいます。
今ごろのスピーカーにこういうものが多いのです。
その結果は、反応が鈍く、付帯音のくっついた
なにか、抜けの悪い、「気持ちの悪い音」になります。
特に、低音用のウーファーだと、
船の汽笛のようにボーボーいうだけで、
ウッドベースのブルゥルン!とした音は
絶対に、鳴ってはくれません。
それに対して、BASIC AUDIOで、提供している
スピーカーたちは、振動板が、軽くて固くしっかりしており
磁石は強力ですから、先のオートバイのように反応が早く、
ヴァイオリンのヴィブラートとか、
女性ヴォーカルの息づかいといった
デリケートな音!再現に、見事に、対応します。
実際、園まりとか、ヘレン・メリルなどの色っぽいヴォーカルを
朝から聴いていると、その日一日、仕事をするのがいやになるほど
生々しくって、逆に困るほどなのです。
スピーカーの反応の良さは、「能率」として表現されますが、
今時のスピーカーが、ほとんど皆90dbをわりこみ
中には80db!なんてひどいものがあるのに対し、
BASIC AUDIOのものは、100dbを越えるものばかりで
中には110dbなんてつわものがいます!
3db違うと、アンプのパワーは半分でよくなりますから
恐ろしい違い!なのです。
あなたも、どんよりと暗くじめじめした、「今時の音」でなく
スカーッ!と晴れわたったようなすがすがしい!音で
大好きな音楽を、満喫しませんか?
ひと言で言ったら、「不感症は嫌いだ!」というお話です。
キングストントリオ
キングストントリオの歌う「花はどこへいった」は、
初代メンバーだったディブ・ガードが抜けて、
ジョン・スチュワートが加わった、あとの新メンバーでの
録音なのですが、さて、3人でのコーラスのあとにつづく
ソロの順番、あなたのシステムで、わかりますか?
まあ、どんなに、いいかげんなシステムで聴いても、
コーラスのあとの一番バッターの
ボブ・シェーンの声は、蒸気機関車のようなかすれ声だから
すぐにわかると思いますが、
そのあとのもうひとりづつのメンバー、
ニック・レイノルズと、ジョン・スチュワートの
違いがわかるかなあ?って質問なんですが。
オーディオ・マニアとか、レコード・マニアとかいう連中が
大嫌いなおいらには、とっても信じられないことがある。
それは、レコード3枚しか持っていなくって
ピアノでもヴァイオリンでも、誰の演奏でも、
とにかく何か音が出ていればいいなんて、
オーディオ・マニアとか・・・
こんな連中、蒸気機関車でも録音して
生々しいなんてたわけたことをいっているやからで、
音楽をただの信号としか、思っていなくって、
芸術性なんてちっとも関心がないから、
音楽自体の話ができゃーしない。
また、オーディオの機械にだけしか興味を覚えない
人たちもちょっと始末がわるいかな。
自作マニアなんてのも、同類だね。
機械が好きなだけだから、そこでどんな音楽が
誰の演奏で、どのように再現されているかという
音楽を聴く上で一番肝心で、重要だと思うことに
まったく、無頓着なんだから!
また、ジャケット飾ってニコニコしている連中もねえ。
ちょっと、つきあう気がしないなあ。
世間の人から見たら同じようなことをしているように
見えても、おいらからみりゃー、別人種なんだから。
どこが違うかは、聴いているレコードと、
どう鳴っているかで一瞬でわかります。
やはり、音楽の中に、夢とかロマンとかやすらぎとか
感じるような人種でないと、お話ができません!
オーディオだって、レコードだって、もともとは
音楽を聴くためのものでしょう?
EP盤
EP盤、すなわち17cmのシングルドーナッツ盤。
おいらが一番最初に買ったのが、
キングストン・トリオの「花はどこへ行った」のEP盤だった。
LP盤がなかなか買えなかった時、手軽でありがたかったのですが、
今になって思うと、このEP盤を、きっちり再生するのって至難の技だった。
ブラスチックでできたハンディー型のポーダブル・タイプの
やわなレコード・プレーヤーでは、あたかも、音がひきつって
洪水のような音になったものだ。
EP盤がきっちり再生されるシステム。
フランク・プゥルセルなどのオーケストラがしっかり再生されるもの。
モーツァルトのレクイエムや、ヘンデルのメシアが、オーケストラ
コーラス、ヴォーカルのソロがしっかり再生されるシステム。
そうして、音楽の中にある香りが再現されるようになるのだ!
温故知新
蓄音機を聴くこと。
SP盤をかけるということ。
* * *
体験した人にしかわからない素晴らしい時間!
感謝
オーディオ製品をうまく鳴らすコツをお教えします。
どんなに優秀なオーディオ製品でも使われるあなたが
疑いながら使っていたら、けっして、うまく鳴ってくれません!
さらに、音楽に集中できないから、心地よく聴けません。
最悪は、そんな疑いの気持ちが、その大切なシステムを
壊してしまうことにまでつながりかねないのです。
優れたオーディオ製品が、うまく鳴っていなかったら
疑うべきは、鳴らす側の感性です。
感謝して、使われてこそ、名機がその実力を発揮してくるのです。
これこそが、オーディオの使いこなしの基本、すなわち
BASIC AUDIOです。
パック
最近は、みんな、お手軽になってパックものが多い。
鰹節を、鰹節削りで料理の前に削って使うようなことが
なくなって、今は、パック入り、そして、粉末・・・
おかげで、味も香りも飛んでいってしまった。
コーヒーだって、おんなじ。
ラーメンでもなんでも、パック入り。
あげくのはては、旅行も手短なお気軽パック。
音楽のクラシック編なども、同様なパック物が多い。
しかし、レコード会社の専属アーティストしか
登場してこないので、仮に曲はいっしょであっても
本当に自分の好きな人の演奏で聴くことは至難の技。
なにか、お正月のお年玉福袋のようで、
量とか体積はあっても、欲しいのが入っていない。
ここは、料理と同様に
やはり、材料選びから気を使い、
装置も、しっかり選択しないと
真実、満足するような音楽には
なかなか、出逢えません。
自分だけのこだわりって口で言うのは簡単ですが
いざ、実行となると、エネルギーがいるのですね。
まあ、そこが楽しいのですが・・・
最近の、オーディオなどもかりに、
500万円とかしたって、お気軽パックみたいで
なぜか、おいらには、適当に詰め込まれた
パック品のような気がしてならないのですが。
舞台裏ばかりが、見えてきてしまう
おいらの性分ゆえなのだろうか?
そこらへんのものを手短に買って来ても、
なんか満足とはほど遠いものが掴まされる時代。
あーあ、情けないなあ。
趣味の世界までも、パックでいいのだろうか?
オリジナル盤のレコード
レコードといっても、音楽のジャンルも、さまざま、
また、その録音のしかたも、実は、ピンキリなのです。
最近の、ディジタル録音されたレコードでは、
CDとあまり違わない音ですし、
録音に、トランジスタアンプを用いたものでは、
トランジスタ臭さが、鼻、いや耳につきます。
ここは、やはり、真空管の往年の録音装置を用いて
作られたレコードに、一番愛着を感じます。
さらには、
米英独仏等の、オリジナル盤といわれる
その当時に作られた盤は品格、存在感で、
今!入手しても圧倒される良さがあります。
少し以前にあった国産の厚盤レコードも
真っ青ってくらいに盤の厚みもあるし
センターレーベルの細工、印刷も工芸的価値が高く
また、ジャケットのデザイン、印刷等も相当、
力が入っている事実は
手に持ってみたら一瞬でわかります。
愛聴されていた盤などは、前の所有者の人格も
うかがえ、こちらの愛着も更に深まります。
ただ、不幸にして、「ミロのヴィーナス」のように
無傷ということは絶対ないので、それに接する側の
人格、感性も、いやというほど問われます。
初心者ほど、ジャケットの破損、レコード盤の傷といった
外観的なことにはうるさいのですが、そのくせ、
肝心の音楽性とか、芸術性が理解できずに、
古伊万里の皿に、ヒビがあるといって怒るような
無知、無感性を平気で露呈し、
熟練者ほど、その盤のあることへの感謝が先立ち
傷も含めて、ひたすらに、愛聴されています。
しかし、そうした貴重な人類の遺産のような
大切なレコードであっても、
今のシステムで聴かれたら、何てこともない!唯の
今時の音になってしまって、真価が発揮できず
何が良いのかさっばりわからないこととなってしまいます。
ここは、一番!
わが、BASIC AUDIOで、
オリジナル盤とオーディオの名機の出逢いによる
貴重な音楽体験を、是非、体験してみてください。
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